耐震木骨工法


 


 

よく2×4工法が強いと言われていますが、面構造の建物の弱点は、各階ごとに合板を貼り分け、プレート金物だけで接続していますので、一度目の地震で大きく揺れた時の合板などをとめている釘が抜けてしまい、2度、3度と起きた地震には効力がなくなってしまう事です。

また鉄筋コンクリート造の場合は防火性・耐火性は優れていますが、敷地が小さい場合や増改築などを考えた時に規制が多いのが現実です。地震の多い日本ですが、日本人に生まれたなら本来の柱のある家に住みたいという声も多く聞きます。在来工法を基準とした安心な工法が実現できれば、安心して「木の住まい」を建てることができるのです。



 


 

木造で最大の安心を探して、そして辿り着いたものが、柱すべてに通しボルトを沿わせる工法でした。基礎から土台そして柱の横に、長く太い3mの通しボルト (Φ16mm)を貫通して、梁の上で上の柱に入る通しボルトと接合。基礎から土台・梁・柱・桁と全てを通しボルトで連結します。さらにボルトの先端には接合部の木痩せによる収縮の隙間を地震等の揺れにより自動で締めることが可能なウルトラナッターを採用しました。 さらに2種類の筋交いと多くの金物を用い「壁倍率8.0倍」という、木造住宅では日本最大の強度を実現しました。これは木造住宅でありながら鉄筋コンクリート造り同等以上の頑丈さを示します。


 


 

木材の家を造る限り、建ててから時間が経つと「木痩せ」による隙間が出来、ボルトやナットの接合部が緩み、構造がもろくなります。しかし、ウルトラナッターは木の収縮を利用して、自動的に締め付け、絶対にゆるまない機能があります。



 


在来工法では、揺れに対する対策は木造の筋交い取付、構造合板を耐力壁に貼る方法が一般的ですが、当社の工法では、複数の耐力壁を採用でき、更に最大3つの組み合わせを自由に取り入れることができます。
その3種類の構造を採用したときの最大壁倍率は、なんと8.0倍という脅威的な数値を出す事に成功しました。住むのにとても余裕のある安心感を抱く事ができます。


 


 

木造の真壁和室には片筋交いしか入れる事が出来ませんでしたが、当社の工法なら両面真壁どうしの壁にブレースが入れられ、4倍耐力壁を造る事が出来ますので、純和風の古民家風な建物にも耐震性のある建物を建てることが可能です。