断熱材は暑さ寒さから守ってくれるだけでなく建物の寿命とも密接に関連しており 断熱材の性能と施工法ひとつでそれらに大きな差が 出てきます。 大きく分けると、断熱の手法は、 ■内断熱(充填断熱工法) と ■外断熱(外張り断熱工法)に 大別されますが 現在、新築住宅の80 %以上は一般的な断熱法である 内断熱工法でつくられており これが現在主流となっています。そのうち内断熱工法の大部分は繊維系断熱材(グラスウール)による 充填断熱法を用いています
グラスウールは水分を含むと素材にそれを溜め込み 内部結露・カビ・腐食の原因を作ります。 月日の経った建物の壁の裏側をよく見るとカビが発生しているのが見受けられますが これはグラスウールの機能不足に起因している可能性があります。 その他の断熱材には硬質ウレタンフォーム・発泡スチロール・ポリスチレン系断熱材等もありますが ●石油系断熱材の硬質ウレタンフォーム・発泡スチロール・ポリスチレン系断熱材は 施工に欠損が生じやすく夏場は熱を溜める特性があり 燃えると煙や臭いで体を壊してしまい生死にかかわる危険性もあり 夏は断熱材に熱を蓄え夜中まで冷めない部屋になる可能性もある ●硬質ウレタン系の吹き込み断熱は 吹き込んで密閉する必要があるので木材に空気が触れなくなり 木材の体力が失われ枯れてしまう などの欠点があります。 解体現場の作業員に聞くと、外壁にウレタン付の金属サイディングを リフォームで貼ってある現場を見ると、建物の柱内部が蒸れている状態が散見され これが長く続くと簡単に建物が壊れてしまうと話していました。
築10年目住宅の壁内結露によるカビ
結露により、構造材が腐っている様子
さて、それではどの外断熱法が一番良いのでしょうか?
当社はミラウッディを利用したハイブリッド外暖熱工法をお薦めします。 ●ハイブリッド外暖熱工法なら ・外断熱 ・反射断熱 ・通気層断熱 の3重断熱層に2重の通気層を組み込んだ 5重の断熱構造で一般の外断熱法より価格性能比が良く、高性能、長寿命 コンパクトかつ短期間での施工が可能。